県学校生活協同組合連合会などと連携し、不要になった古紙をトイレットペーパーに加工して再利用する「古紙循環取引プロジェクト」を始めました。古紙回収業者に処分を依頼する代わりに自社のサプライチェーンの中で再生する手法で、環境負荷の低減や循環型社会の実現を目指します。
本社が県学生協に販売しているチラシや伝票などのうち、不要になった古紙を市内の業者が回収します。富士市の製紙会社の協力でトイレットペーパーに加工し、県学生協が事務所内で消費する仕組みをつくりました。
トイレットペーパーの包装紙には、就労継続支援Ｂ型事業所ラポール・チャクラの利用者が絵を描き、県学生協に納品します。
初回は約１５００キロの古紙を２１個のトイレットペーパーに生まれ変わらせました。
古紙の買い取り金額はラポール・チャクラの利用者に支払う工賃に充てます。
今後も月１回のペースでトイレットペーパーを納品する計画です。
（静岡新聞令和4年2月3日掲載）
