■ オーバープリント
オーバープリントとは、上に配置されている文字や図形オブジェクトと下に配置されている文字や図形オブジェクトのカラーが混合された状態で印刷される状態のことです。(オーバープリントはノセともいいます。)オーバープリント設定にすることによって見当ズレ等のミスを最小限に防ぐことができます。■ トラッピング
版ズレが起きると紙地が見えてきてしまう事があります。それを防ぐために、隣り合う色同士をほんの少しだけかぶせて版ズレが起ても紙地が出ないようにする作業をトラッピングといいます。■ 乗算
ベースカラーにブレンドカラーを掛け合わせ、最終カラーは、常に暗いカラーになります。カラーにブラックを掛け合わせると常にブラックになります。カラーにホワイトを掛け合わせても、カラーは変化しません。複数の色を掛け合わせた結果を表示します。オーバープリント似ていますが、透明効果の乗算は同じ結果にはならないので、設定には注意が必要です。■ ユニバーサルデザイン
色覚異常の方は、日本人男性では20人に1人、女性では、500人に1人程度といわれており、100人程度の聴衆がいれば、必ずといっていいほど色覚異常の方が含まれる計算になります。一方で、印刷技術の向上やアプリケーションの向上のため、デザインに使用される色が多彩かつ繊細になり、微妙な色の違いによって情報を理解しなければならない機会が増えています。当然ながらこのような「色のみに頼ったデザイン」は、誰にでも優しい「デザイン」ではありません。色覚に障害がある場合、暖色同士や寒色同士を区別しづらくなるため、情報をより多くの人に正確に伝えるためには、色覚バリアフリー化が求められています。