データについての豆知識 データを作る際、ぜひ参考にしてみてください。
画像形式について
デジタル画像を扱っていく上で重要な「画像解像度」、色校後の色修正、先方見本や再販の色あわせ等画像処理を行っていくうえでの「画像補正機能」。その中でもよく使用する機能をいくつか紹介します。

■ 画像解像度

「解像度」とは、デジタル写真などのビットマップデータ精細度を表す用語です。
「ppi(Pixel Per Inch)」あるいは「dpi(Dot Per Inch)」という単位を使用し、どちらも1インチの中にピクセルがいくつ存在するかを示します。なお、Photoshopでは、解像度の単位として「ppi」を使用します。例えば、10ppiの場合だと1インチの幅の中に10個のピクセルが入ることになります。よって解像度の数値が高いほど、きめ細かい画質になり、逆に数値が低すぎるとピクセルが視認できて、粗い画像に見えてしまいます。また解像度が低すぎると、画像にジャギーと呼ばれる階段状のギザギザ出てしまいます。

■ トーンカーブ(CMYKの場合)

「トーンカーブ」とは、その名の通りカーブでトーン(調子)を調整するための機能です。明度、コントラスト、ディテールの調整など、デジタル画像の補正において「トーンカーブ」の果たす役割は非常に大きくなっています。
最初は直線になっているラインをドラッグして、自在な形を描くことで、明度やコントラストの調整が行えます。また、チャンネルを変えることで、個別の色ごとの調整も可能になります。入力、出力という数値がありますが、入力値50に対して出力値が70の場合は、データの50%部分のカラーを基準に+20%データを暗くするということを意味します。
画像解像度

■ レベル補正

「レベル補正」では、画像のピクセルの輝度分布図(ヒストグラム)を見ながら、階調幅を整える。使い方によりさまざまな補正が可能になりますが、基本的には、画像の階調幅を過不足なく割り当てるようにする。
ヒストグラムの「シャドウ」「ハイライト」「中間調」のスライダを移動してポイントの補正を行います。

■ 特定色域の選択

「特定色域の選択」とは、他の色に影響を与えることなく、特定の色だけを選んで補正することができる色調補正ツールです。スライダ下の2つの選択ポイントですが「相対値」では50%の10%、5%が増加分になります。(C:50%→55%)「絶対値」では、そのまま10%が増加分になります。(C:50%→60%)

■ マスク処理

「マスク処理」とは、細部にまで行き届いた画像処理やポイントで補正を行いたいときに使用するツールです。先にマスク範囲を指定する「クイックマスク」と補正後に指定する「レイヤーマスク」があります。マスクした部分は、消しゴムツールを使用すれば補正変更が可能に。

■ アンシャープマスク

「アンシャープマスク」とは、画像全体や被写体の輪郭を強調させてくっきりと見せるツールです。完全にボケてしまっている画像には効果はありません。
レベル補正
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